【アメリカ皮膚科学会推奨】健やかな肌のためのスキンケア10の秘訣
アメリカ皮膚科学会(以下AAD:American Academy of Dermatology)は1938年に設立された、米国で最大かつ最も影響力のある皮膚科学会です。皮膚科医療の分野で、最も権威ある機関として知られています。
今回は、そんなAADの推奨する健やかな肌のためのスキンケア10の秘訣について紹介します。これから紹介する10のアドバイスはほとんどすべての人にとって役立つ最も基本のスキンケアです。
1. 外出時は毎日「日焼け止め」を塗る
「日焼け止め」は、若々しい肌を保つために最も大切なものです。皮膚の老化を遅らせ、皮膚がんを防ぐことができます。選ぶ際は広域スペクトラム(広範囲の波長の紫外線を防止)、SPF30以上、ウォータープルーフのものにしましょう。
※赤ちゃんの肌も紫外線から守ることは重要ですが、AADは日焼け止めの塗布は6ヶ月以上の子供に限るよう推奨しています。
2. タバコは吸わない
喫煙は驚くほど速く肌の老化を進めます。あなたが喫煙者の場合、傷を治癒により時間がかかり、乾癬(免疫システムの過剰な活性化による慢性的な皮膚炎)や化膿性汗腺炎(汗腺に炎症が起こり膿が溜まる皮膚病)を含む皮膚疾患を悪化させます。
3. 皮膚がんの有無を確認する
皮膚の自己検診は皮膚がんを早期に発見し、治療可能な段階で発見するのに役立ちます。他の斑点と異なるものや、変化したり、かゆくなったり、出血したりする斑点に気づいた場合は、皮膚科医の診察を受けるようにしてください。
4. 日焼けのような肌色にはセルフタンニング製品を使用する
室内や屋外で日焼けをすると、肌の老化を早めることになり、皮膚がんのリスクも高まります。セルフタンニング製品は、リスクなく希望の肌色を手に入れることができます。
5. 肌に合ったスキンケア製品を使用する
あなたの肌タイプは、脂性肌・乾燥肌・普通肌・混合肌・敏感肌のどれでしょう。肌トラブルはあるでしょうか。肌タイプに合った製品を使用することで、肌が最も美しく健康な状態を保つことができます。
6. 肌を強い摩擦を与えない
大量に汗をかいた場合や、ニキビがひどく悪化している場合に肌を擦りたくなるかもしれませんが、それはやめましょう。肌を擦ることで肌を刺激し、ニキビを含むあらゆる肌の状態を悪化させる可能性があります。
7. 起床時・就寝前・汗をかいた後に顔を洗う
朝起きた時に顔を洗うことで、睡眠中に顔に付着した汚れや細菌を除去できます。就寝前には、メイクやスモッグ、煙、汚れなど、肌に付着した可能性のある物質を除去する必要があります。
8. 優しく洗う
優しいクレンジングは、肌を最も美しい状態に保つのに役立ちます。1. まず温水で顔を湿らせ、2.次にマイルドなクレンジング剤を指先で円を描くように優しくマッサージしながら塗布、3.最後に クレンジング剤を完全に洗い流し、4. 清潔なタオルで優しく押さえて乾かしましょう。
9. ストレスを軽減する
ストレスを管理することは、肌にも良い影響を与えます。乾癬やアトピー性皮膚炎(湿疹)などの皮膚疾患は、非常に強いストレスによって発症することがあります。ストレスは、ニキビ、湿疹、乾癬、酒さなど、多くの皮膚疾患の悪化を引き起こす原因になります。
10. 皮膚に気になる点があれば認定皮膚科医を受診する
皮膚に関する問題は皮膚科医の専門です。これらの医師は、数千種類の異なる皮膚疾患の診断と治療を行っており、安全に肌の若返りやケアを行うための専門知識も持っています。