【読書記録】『THE LONG GAME』著・ドリー・クラーク

長期的視点を持つことの大切さ

 私が本書を手に取ったのは、「長期的戦略こそが成功を左右する」と考えているからです。
 目先の利益や短期的な享楽に目が行ってしまうと、いつか足元をすくわれかねません。例えば、宝くじで大当たりした人の人生が破滅的なものになるというのは有名な話ですが、長期的な視点に立たなければ「長く」幸せでいることは難しいのです。

 そういったことを教えてくれるのが本書、『THE LONG GAME』です。
 人生や皆さん自身の目標に向かって「LONG GAMEをプレイする」ことが最も大切だと本書は教えてくれています。

LONG GAMEをプレイする

 「LONG GAMEをプレイする」といっても、あらゆることを先延ばしにしていいわけではありません。目標が決まったら、その目標をできる限り細分化して、今この瞬間から取り組む必要があります。

 長期的な目標を達成するために、今何をしなければいけないのか、今このままの状態(仕事や友人関係)でいいのかを考え続けることが大切であると本書は説きます。

 大きな目標はすぐに結果が出ないことも多く、時には挫折しそうになるでしょう。しかし、「LONG GAMEをプレイする」と視点が違ってきます。

  • 自分にとって最も大切な予定を真っ先に書く(「忙しさ」は何の役にも立たない)
  • 魅力的なものにも「ノー」と言う
  • 正しい目標を設定する
  • 「失敗」は「成功」のための実験データ収集

など、本書ではあなたの本当にやりたいことにフォーカスするためのメソッドやマインドが豊富に詰まっています。目先の仕事や遊びに囚われていると感じているなら、あなたの人生をより良いものにするために本書は最適です。

 ロングゲームをプレイするための重要なカギは3つ。「独立心」「好奇心」「立ち直る力」です。どのようにしてこの3つの力を磨いていくか、本書を通してあなた自身の「ロングゲーム」について考えてみてはいかがでしょうか。

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